- 若嫁
潜水漁 解禁しました~!
2020年も12月に入りもう、2021年かぁ~。。
と時の流れの早さにつくづくビックリさせられます。。
さて、12月といえば
“潜水漁の解禁”
漁師の間はもちろん、本島に住んでいる方々皆が
「あぁ~潜り漁が始まるんやなぁ~」
と声をかけてくれます。そう、島の方々も楽しみにしています!
今回は下記2つのことについてご紹介したいと思います。
潜水漁とは?
何を獲るの?
■潜水漁とは?
潜りができる期間は、毎年12月~4月の7時半~14時と限られております。
期間中でも潮の周期で、9日間漁に出て6日休みのサイクルで漁に出てます。
ヘルメットや潜水服を来て総重量約60㌔を体に身に付けます。
宇宙服みたいですよね。

海底10~40メートルに入り
潜水士の資格を持つ潜りさんが潜って貝を1つ1つ手づかみで獲ります。
船上からはエアホースで空気が送られ、長いときは6時間半潜りっぱなし!
潮の流れ、風の強さ、波の高さなどの影響を受けやすい、命懸けの漁です。
かつて40年前は、本島でも30人~40人いた潜水士さんたちも
今は3世帯、4人の潜水士さんのみ。
九州から本島へ漁に来ている方も昔は多かったが、今は1人だけです。
昔に比べ、高齢化と獲れる量が減ったのが少なくなってきている主な原因です。
船には、船の運転をする『親方と呼ばれる船頭』
海に潜って漁をする『潜りさん』
潜水士のサポートや上がった貝を選別する『綱持ち』
といった3つの役割があり、必ず最低3人で船に乗り込みます。
14時には漁を終わらせ、港へ帰ってくると選別や出荷作業が始まります。
漁師の奥さん達が中心となって大きさごとに貝を選別したり、梱包したりと、
市場へ送る作業をされます。
その後は豊洲市場を中心に都心の市場へ発送します。
■何を獲るの?
①本ミル貝(みるくい貝)

平均すれば直径約20㎝もある大きな貝です。 この貝は瀬戸内海と愛知県沖でしか獲れないので非常に希少な貝として 高級料亭や高級寿司屋などで知られてます。
貝の旨味と甘味が凝縮され、ほんのり磯の香とコリコリとした食感が味の特徴です。
潜りさんも、「この貝に勝てる貝はない!!!」と胸を張って言えるほどなので 味には自信しかないです(笑)
ここで注意していただきたいのが、ミル貝には2種類あります。
スーパーやお寿司屋さんに行くと「ミル貝」という文字を見かけることが
あると思います。
が、一般的に使われているミル貝は「白ミル貝」といって、殻付きを見たら分かりますが
白いです!!

こちらは本ミル貝は貝独特の臭みが全くないのに比べ
白ミル貝は少し独特な臭みがあります。よって少しランクが下がってしまう貝です。
また、本ミル貝より白ミル貝の方が量的にもたくさん獲れるので価格は白ミル貝の方が安いです。
②タイラギ貝(平貝)

通称“貝柱(かいばしら)”とも言われてます。
国内で食用になる二枚貝としてはもっとも大型になりますが一般に食べる部分は貝柱のみ!

タイラギ貝も全国で数か所しか獲れないことから非常に高級な貝です。 貝の甘味とこの貝にしかない渋みが特徴です。刺身で食べるのが一番オススメ!
その他にもニシ貝やマテ貝が獲れますよ~。
潜りで獲るマテ貝は非常に大きいので、毎年買ってくださる常連さんがついてます。
今回はざっとご紹介をしましたが
今度は、オススメの食べ方や通販の詳細をアップしていきたいと思いま~す!